切削速度計算機
SFM、m/minまたはRPMで切削速度を計算。
はじめに
切削速度計算機は、工具やワークの直径に対する回転速度を最適化するために設計された、CNC機械加工者やプログラマーにとって不可欠なツールです。
仕組み
本ツールは、工具(またはワーク)の外周長と回転速度の基本関係式を使用します。インチ単位では SFM = (RPM × π × D_in) / 12、メートル単位では Vc(m/min) = (π × D_mm × RPM) / 1000 です。工具径を入力し、目標 SFM または現在の RPM のいずれかを指定するだけで、もう一方の変数を瞬時に算出します。また、一般的な被削材ごとの推奨 SFM 範囲データベース(軟鋼 80〜120 m/min、SUS304 60〜90 m/min、Al 6061 250〜400 m/min、Ti-6Al-4V 30〜60 m/min)が内蔵されており、工具カタログを参照せずに初期切削条件を設定できます。工具摩耗限界速度(Vmax)の警告機能により、夜間無人加工時のインサート破損リスクも事前に回避できます。
使用シナリオ
- 新規5軸マシニングセンタで Ti-6Al-4V インペラの荒加工プログラムを作成する際、三菱マテリアルが提示した m/min 値を自社 BT40 スピンドルの限界 RPM 内に換算して安全な切削条件を設定する場合。
- 汎用旋盤で SUS304 丸棒の外径加工中にびびり振動が発生し、推奨 m/min を RPM に逆算して ±10% 範囲で調整し安定領域を探す必要がある場合。
- Al 6061 高速加工(HSM)セルで最大主軸回転数 24,000 RPM を超えずに MRR(金属除去率)を最大化できる最適 SFM を算出する場合。
よくある質問
SFM と RPM の違いは何ですか?
SFM(毎分フィート)は切削刃が被削材を通過する線速度であり、材料と工具の組み合わせで決まる固有値です。RPM(毎分回転数)は主軸の回転速度であり、同じ SFM を維持するには工具径に応じて RPM を変更する必要があります。
材料の硬さは切削速度にどう影響しますか?
一般的に、材料が硬いほど切削界面の熱と圧力を管理するために切削速度を下げる必要があります。たとえば熱処理された工具鋼は、軟質アルミニウムより大幅に低い推奨 SFM となります。