硬度変換器
Rockwell HRC/HRB, Brinell HB, Vickers HV, Shore D硬度スケール間の変換。
はじめに
硬度換算器は、ロックウェル(HRA・HRB・HRC)・ビッカース(HV)・ブリネル(HB)・ショア(HS)・引張強度(MPa・ksi)の間を ASTM E140 / JIS Z 2245 標準換算表に従って正確に変換するツールです。日本の熱処理・金型業界では同一材料(例:SKD11)でも測定装置が異なるため HRC ↔ HV 値が混用報告され品質トラブルが生じることがあります。本計算機はこの単位混乱を標準換算データで即時解消します。炭素鋼・合金鋼・ステンレス・非鉄金属の領域別換算限界も明確に表示し、外挿適用による誤った意思決定を防止します。
仕組み
ASTM E140-12B 換算表を内蔵した非線形補間アルゴリズムを使用します。入力単位(HRC/HRB/HV/HB/HS/MPa のいずれか)と測定値、母材カテゴリ(炭素鋼・合金鋼・ステンレス・ニッケル合金)を選択すると、他の全単位への換算値と推定引張強度(≈3.45 × HB MPa 近似式を含む)を即時出力します。換算表が対応しない外挿領域(HRC < 20 または > 70)には明確な警告を表示します。また表面硬度とコア硬度の差を比較して浸炭・窒化熱処理の検証に活用できます。
使用シナリオ
- 顧客が「HRC 58 以上」の要求仕様を提示したが社内装置は HV のみ測定可能な場合、HV 653 以上が等価かどうかを即時検証する場合。
- SKD11 金型パンチの浸炭深さ 0.5mm 表面 HRC 60 とコア HRC 40 の引張強度換算差を検討して衝撃荷重適合性を評価する場合。
- 輸入 SUS440C 丸棒のミルサートの HB 値が社内測定 HRC と一致するかを検証して受入合否を判定する場合。
よくある質問
硬度換算器はすべての材料に適用できますか?
本ツールは汎用性を備えていますが、使用者はサプライヤーが提供する特定材料のデータシートと結果を必ず照合確認してください。
この結果を公式エンジニアリング文書に使用できますか?
高精度ですが、安全が重要なアプリケーションでは資格を持つエンジニアによる交差検証を行うことをお勧めします。