加工時間計算機

フライス、旋削、ドリルのサイクルタイムを推定。

はじめに

加工時間計算機は、生産計画・原価見積・工程スケジューリングに欠かせないツールです。CNC 製造の競争環境において、フライス・旋削・ドリル加工の各工程サイクルタイムを正確に予測できれば、精度の高い見積と効率的な設備稼働が実現します。本計算機は切削長さ・送り速度・パス数をすべて考慮し、素材からの仕上げ完成品に要する時間を包括的に把握できます。工具交換・自動パレット交換・待機時間などの非切削時間(ノンカット時間)も含めた「フロアtoフロア」時間を算出するため、生産ラインの見積書や工程表に直接活用できます。

仕組み

基本公式は T = (L × N) / F + Tc で定義されます(L:切削長さ、N:パス数、F:送り速度 IPM または mm/min、Tc:非切削時間)。加工距離・プログラム送り速度・荒削り/仕上げパス数・工具交換回数と単位時間を入力すると、切削時間と非切削時間を別々に表示してどの工程でサイクルタイムがかかっているかを一目で確認できます。複数工程(フェース→ドリル→タップ→面取り)を合算して部品1個あたりの総加工時間を算出し、MRR(金属除去率)と組み合わせれば工具仕様変更による時間短縮効果を定量化できます。

使用シナリオ

  • 10,000 個量産モータハウジングの見積でサイクルタイム5秒短縮が部品あたり大幅なコスト削減につながる効果を事前に定量化する場合。
  • 単一マシニングセンタで複数工程ジョブをスケジューリングする際、スピンドル稼働率を最大化して夜間無人加工時間を最適化する場合。
  • 高速フライスと従来型荒削り戦略を比較して総生産時間が最も短い工具組み合わせと加工戦略を決定する場合。

よくある質問

工具交換時間は含まれますか?

はい、パスまたはジョブごとの段取り・交換時間を入力することで、より正確な合計所要時間を算出できます。

早送り移動時間はどう考慮しますか?

精密な見積が必要な場合は、推定早送り移動時間を段取り時間フィールドに加算してください。本計算機は送り速度に基づく切削時間に焦点を当てています。

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