ボルトトルク計算器

SAE グレード 2/5/8 およびメートル規格 8.8/10.9/12.9 ボルトの締め付けトルクを計算します。ナット係数・摩擦条件・締め付け率を考慮。

はじめに

ボルト締め付けトルク計算機は、SAE グレード 2/5/8 およびメートル規格 8.8/10.9/12.9 ボルトの適正締め付けトルクを算出するツールです。ボルト締結において、締め付けトルクの過不足は締結不良・疲労破壊・ねじ山損傷の直接原因となります。JIS B 1083 および SAE J429 に基づく証明荷重の 75〜85% を目標軸力として、乾燥・亜鉛めっき・潤滑・焼付き防止剤など締結条件別のナット係数 K を考慮した正確なトルク値を提供します。トルクレンチ設定値の根拠として、設計文書や作業標準書に直接活用できます。

仕組み

計算式は T = K × D × F です(K:ナット係数、D:ボルト公称径、F:目標軸力)。目標軸力は証明荷重(Fp = As × σp)に締め付け率(通常 75〜85%)を乗じて求めます。ナット係数 K は締結面の摩擦状態により乾燥 0.20、亜鉛めっき 0.17、潤滑 0.15、焼付き防止剤 0.13 の標準値を内蔵しており、カスタム値の入力も可能です。SAE J429 / ISO 898-1 の引張強度と証明荷重データを基に、各ボルトグレードの有効断面積・証明荷重・締め付け力・最終トルクを同時に表示します。

使用シナリオ

  • フランジカバーの M16 強度区分 10.9 ボルトを亜鉛めっき状態で締め付ける際、適正トルクを算出してトルクレンチを設定する場合。
  • SAE Grade 8 ボルトで組み付けた治具の締結管理基準書を作成する際、乾燥・潤滑の各条件でのトルク値を比較して標準作業手順書を整備する場合。
  • 振動環境で使用する機械部品のボルトが緩む原因を軸力不足と特定し、適正 K 値と目標トルクを再計算して対策する場合。

よくある質問

ボルトトルク計算機はすべての材料に適用できますか?

本ツールは汎用性を備えていますが、使用者はサプライヤーが提供する特定材料のデータシートと結果を必ず照合確認してください。

この結果を公式エンジニアリング文書に使用できますか?

高精度ですが、安全が重要なアプリケーションでは資格を持つエンジニアによる交差検証を行うことをお勧めします。

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