ショットサイズ計算機
ショット重量、体積、時間あたり生産量を計算します。
はじめに
ショットサイズ計算機は、射出成形における1ショットあたりの射出重量・体積および時間あたり生産量を算出するツールです。ショットサイズは成形機スクリュー容量の20〜80%の範囲に収めることが推奨されており、この範囲を外れると可塑化不均一・樹脂の熱劣化・滞留焼けのリスクが生じます。部品重量とランナー重量の合計から適切な成形機サイズを選定し、量産体制の生産能力計画に活用できます。
仕組み
ショット重量 = 部品重量 × キャビティ数 + ランナー重量 で算出します。ショット体積 = ショット重量 ÷ 溶融密度 で求めます。時間あたり生産量(kg/hr) = (ショット重量 × 3600) ÷ (サイクルタイム × 1000) で計算します。成形機のスクリュー理論容量(射出ストローク × スクリュー断面積)と比較してショットサイズ比(20〜80% 推奨)を確認することで、成形機の適合性と滞留リスクを事前に評価できます。
使用シナリオ
- 新規 ABS 部品(部品重量 15g)の 4 個取り金型に対して、保有する 150 トン成形機のスクリュー容量が適切かを確認して成形機の適合性を検証する場合。
- 量産ラインの時間あたり生産量目標(500 kg/hr)を達成するために必要なサイクルタイムと成形機台数を逆算する場合。
- 材料を PP から PC に変更する際、溶融密度の差によるショット体積変化を計算して既存成形機での成形可否を判断する場合。
よくある質問
ショットサイズ計算機はすべての材料に適用できますか?
本ツールは汎用性を備えていますが、使用者はサプライヤーが提供する特定材料のデータシートと結果を必ず照合確認してください。
この結果を公式エンジニアリング文書に使用できますか?
高精度ですが、安全が重要なアプリケーションでは資格を持つエンジニアによる交差検証を行うことをお勧めします。